前回までの記事はこちら





第4チェックポイント小原宿本陣に到着(154km)に到着、完全に座り込んでチェックシートに記入した。
ずっと座り込んで寝てしまいそうな感じで居たけど、偶然ハーフのランナーの方が居て一緒に進んでくれそうだったので進むことにした。
舗装路の真夜中の上り、人気なんて全くない、そんな道路を進んで小仏峠のトレイルへ、距離は2.8kmしかないけど、既に150km以上走ってきた身体にはこの上りのトレイルこたえる。
持ってるライト2つの光量をマックスにして進む。
ハーフの部門の方は体力的に余裕がありそうだったので、先に行ってもらって私は淡々と進む。
意識がもうろうとしてるのか、眠気なのか焦点が合わなくて、光の加減なのか、色々なところに人らしくものが見える。
あ~人が座ってる、人が居るな…なんて近づいて見ると、葉っぱだったり…。
小仏峠には出るとか言われるけど、もしかして、私も見えるようになっちゃったのかな?と思ったけど、全く怖く感じなかった。
そして小仏峠に到着、前に居たランナーの集団に追いついて、少し峠のベンチで休んだけど、私は先に下山を開始。
ちなみに真っ暗な峠で下山道を探すのも少し大変です、あと、ちなみに下山する方向は小仏バス停方面です。
一人で淡々と下って、沢山雨が降ったあとなので、足場もあまり良くなくて慎重に下る、それと、足裏のマメがかなり悪化してるみたいで下りの負荷が凄く痛い。
我慢して下って、舗装路に、この舗装路の下りに入ってから次の第3エイドまでも5kmくらいあるので淡々と足裏の痛みを我慢して歩きと走りで進んで
第3エイドの高尾梅の郷まちの広場に到着、163kmで、時間が4時台だと思ったけど、時間を覚えておくのを忘れた。リザルトが発表されればわかるけど。
このエイドでライト類をしまって、補給をして、ランナーの集団の方々はエイドの施設で寝られるので1時間ほど仮眠を取ると言ってたけど、私は早く終わらせたい気持ちで先を急いだ。
エイドから出ると、久しぶりに大きな道路。足裏のマメが痛すぎてまともに走れないし、眠いし、フラフラしながら進む。
あと50kmくらい歩き通すしかないかもな…と思って進む。
高尾駅付近のコース沿いに小さい公園があって座ったら、一瞬で気を失って寝てしまった。崩れ落ちそうになって目が覚めて、20分くらい寝てしまったらしい…。
この先40km以上、歩ける自信はなくて、次に電車が見えたら、乗ることにしよう!絶対乗る!と思って走っていて、あれ?でもこの汗臭い身体で電車の乗れる?かなり臭いぞ!なんて自問自答しながら進む。
八王子の市街地に着くと、想定外の雨が…土砂降りでこんな天気予報があったの?って感じでしかも降ったり止んだりを繰り返して蒸し暑い…
私もレインウェアを羽織ったり、脱いだりで忙しいし…、そんな時間も過ぎたら日野辺りでは蒸し暑くなってきて、気温がこれ以上上がらないことを願って進んだ。
第5チェックポイントの日野宿本陣、177km地点に7時4分に到着。
実は、この日野宿本陣に到着する前に、盛大にコースをロストして、googleマップを取り出して、40過ぎたおっさんが泣きそうになっていたことは伏せておきます。
日野を抜けて、国立を抜けて府中へ、さほど土地勘のあるエリアではなくてしかも、景色が凄く単調なので足裏がますます痛くなった気持ち。
8割歩いて2割くらい何とか走る格好だけ見せて進む感じ。
府中で、逆走して応援ランしてる女性が居て、あんパンを貰った。
もうほとんど走れないので、コンビニ補給を最低限にして進んでいたので、大変助かって生き返る気分だった。
そして、調布に入る。
味の素スタジアムってここなんだ~って感じで遠くにちらっと見える建物をみたり。
調布駅前のパルコを見て
「パルコでパン粉を買う」なんていう全米が泣きそうなダジャレを思いついたりして進んで頭がおかしくなってきてました。
調布を少し抜けたところで私設エイド。
ここでも補給させてもらって大変助かりましてありがとうございました。
そして、国道20号をひたすら進む、新宿まであと何キロなんて標識が全く減らない…。
走ってみると分かるけど、甲州街道って調布辺りから新宿に向かってずっと上りなんですよね…これがまたメンタルと足を削られる要素。
私はこの辺りにくると足裏のマメが痛すぎて全く走れない状態でした。
我慢で進み続けて、杉並を過ぎて、初台を過ぎて、新宿へ。
この頃には、灼熱の暑さで、もう意識が朦朧、歩きながら俺はたぶん、やりすぎて死ぬタイプだな…と思って進む。
新宿を通過、若い子が薄着で歩いてるけど、全く見向きもしないで進む。
生きるか死ぬかのときに、欲はないと思った。
そして、第4エイドの新宿御苑エイドに到着。
ここでも時間を記録忘れた、オフィシャルの記録見ないとわからないけど、13時台の前半だった気がした。
このエイドで冷やし中華をいただく、半熟卵までのっていて最高に美味しかった。
生き返って、再スタート。
四ッ谷を抜けて、皇居へ、人が多いから立ち止まるとゼッケンを読み取ろうとする人の視線を感じる。
ただ、私はもうボロボロのヘトヘト状態でただ早く終わらせたい一心で進む。
皇居を抜けて、大手町を抜けて、日本橋を抜ける。ゴール地点の浜町公園へ向かうコースを少しロスト、これでも座り込みたい気持ちになる。
そして、浜町公園付近は人形町が近いので沢山の人をかき分けるように進んで!
15時14分、タイム39時間14分で フィニッシュしました。
今年のこの大会は、全ての天候が詰まっていた感じ、土砂降りの寒さから、灼熱の蒸し風呂から炎天下まで。
結局今年も最後まで走りきれなかったけど…。
今年も個人主催で少ないスタッフの精鋭部隊で開催いただいて本当に感謝申し上げます。
来年も参加することがあったら、足裏のマメを何とかして最後まで走りきれることが目標かな…
距離以上に、色々なコース難易度を持ってるコースだから攻略してみたいです。
↓↓ブログランキングに参加してます。応援クリックをお願いします
にほんブログ村
↓↓ブログランキングに参加してます。応援クリックをお願いします
にほんブログ村