スタート(ニューサンピア埼玉おごせ) から くぬぎむら体験交流館(12.8Km)
定刻の9時スタート。
ウルトラトレイルのスタートは緩い、だらだと背中に十字架を背負って、脚に重りを付けられてそれを引きずってるようにみんなスタートする。
スタートして200メートルくらいでちょっとしたトレイル区間へ入る。
今年は参加者を倍近く増やした為、昨年はなかったトレイルへの入り口を2カ所にする対策が取られていた。
私はもしかしたらこっちの方が少しピークを巻けるかも?と下心一杯で新しい入り口を選択したら、考えることが同じ人達で大渋滞…。
正攻法に勝る近道はなし!ということを痛感した。
出鼻をくじかれた感じで、トレイル区間へ入る。
この辺りはまだ日陰で気持ちいい、全体コース行程から見れば指揮者が演奏者の顔を伺ってるレベルの曲のイントロにも入ってないところなので、ゆるゆると進む。
そして、短いトレイルを抜けるとロードに出て2、3km進む、ロードは日陰がないから暑い、ここは淡々と進む。
トレイルに入る前にトイレに寄ろうか迷う。
尿意を我慢して走るのは辛くなるので、トイレに寄ることを決断。
その間にもかなりの人に抜かれたみたい。
トイレを終えてコース復帰すると、トレイル区間へ入る前のロードの上りで大渋滞。昨年は全く渋滞がなかったのに、参加者を増やした影響はあるな…とこのとき感じた。
渋滞をノロノロ進む中、後ろを振り返ると、少し先に渋滞が終わってることが確認出来た。どうやらそこが最後尾付近らしい…。
そこで少し考えた、仮に完走率が50%だった場合、単純に考えると半分より前の位置に居ないと完走出来ないことになる。
どう考えても後ろに100人くらいしか居ないから、参加者が500人近くだとかなり後方の位置でヤバイな…と咄嗟に考えた。
とはいえ、渋滞なのでどうにもならず、流れに任せて進むことに、30kmくらいのトレイルの大会で渋滞してるとコースを外して抜きにくる奴が居るが、そんな人は一人も居ないで私もそのうち渋滞は解消されるだろうしと第1エイドのくぬぎむら体験交流館で関門失格はないと思うから、そこの通過タイムでペースの上げるか判断しようと思って、焦らず流れに任せて進む。
山の中に入れば多少涼しくなるかと思ったら、風がなくなった分だけ逆に暑く感じて汗が吹き出して来る。
水分補給を気をつけないと水切れとか、胃腸がやられる可能性があるな…考えながら進む。
渋滞の混雑は、すぐに解消されるかと思ったけど、結構長い距離渋滞は続いていて、マイペースで走れない時間が続いたけど、結果的にはこれで脚がかなり温存出来たと思う。
そして、第1エイドのくぬぎむら体験交流館(12.8Km)に到着。
くぬぎむら体験交流館(12.8Km) から 慈光寺(18.9Km)
第1エイドくぬぎむら体験交流館到着が、2時間18分。
順位については、終わってから確認したけど、411人中321番目で通過。
やっぱり感覚通り後方の位置取りからスタートしたみたい。
暑くて既にこの第1エイドから頭から被り水を被った。
ゴールデンウィークに1人で前半半分のNorthコースを試走したときのくぬぎむら体験交流館の通過タイムが2時間22分。
試走のときは、余力を残して11時間19分で試走出来たので、あれだけ渋滞にはまった割にはタイムは全然悪くない。
しかも、30度を越える予報のコンデイションだと、これは昼間は無理をせず上りは歩いて、下りは走る程度のペースに温存して、夜に涼しくなってから動き出そうと思って進むことにした。
くぬぎむら体験交流館(12.8Km)を出ると、多少の詰まる区間はあるものの徐々に自分のペースで走れる区間が増えてきた。
この区間はエイド区間が6.1kmしかない一番短い区間で、しかも次のエイド前に2Kmくらいのロードがあるので、実質4Kmくらいしかトレイルがないので精神的には楽に進める。
長い上りもそんなにはなくてアップダウンを繰り返して進むと、トレイルから運動場のテニスコートのところに出る。
そこで自販機でペプシストロングを購入して飲む。
実は、この行動、前回大会でも全く同じ行動をした。このペプシストロングのボトルは途中のエイドでコーラを補給する為のボトルとして最後まで利用させてもらうということまで前回大会と全く同じ行動。
舗装路の市街地を抜けて、第2エイドの慈光寺まで上る坂道へ、ここは徹底的に歩く。
順位的には後ろの方かも?という意識はあったけど、事前に準備しておいた試走タイムを反映したタイム表では決して私の実力的には悪くないタイムで進んでる自信があったので無理して走らないことを徹底した。
そして、第2エイドの慈光寺へ上る急階段…これは嫌がらせか?と思いつつ上りきって、慈光寺エイド(18.9Km)到着。
慈光寺(18.9Km) から 堂平キャンプ場(28.7Km)
第2エイド慈光寺(18.9Km)到着は時間は、3時間29分。通過順位が441人中297位。
もちろん、走ってる途中に順位の認識はなかったけど、まだ半分より後ろの方だろうな?という認識は強くあった。
でも沈むよりは落ちてくる人を拾った方が精神的には楽だし、今のペースで行ってもNorthコースは11時間で行けるペースだとすると、このペースで行ってもかなり人が落ちて来るんじゃないか?と思っていた。
第2エイド慈光寺のエイドで補給して氷を舐めながらスタート。
どんどん気温が上がってきてる感じがする、トレイルに入ると風がなくなるので、もともと発汗量の多い私は汗が噴き出てくる。
次のエイドの堂平キャンプ場まで行くにはピークの笠山を越えなきゃいけないので、もしかしたら水切れするかな?という不安もあった。
その場合は、赤山の公衆トイレ(23kmくらい)の水を使わせてもらおうと思って、それを計算して水分補給をしながら進む。
慈光寺エイドから、金嶽まではきつめの上り、ただ35分くらい我慢すれば到着出来ることも試走で把握していたので、心拍を上げ過ぎないようにしながら、35分我慢して金嶽を越えて下りへ、ここから赤山のロードまで30分は下り基調になるから、ここは走って進む。
金嶽のピークを越えて下りのトレイルを気持ち良く走っていて油断していたのか、ちょっとした木の根っこに足をひっかけて頭から一回転して転倒…
前後のランナーから「大丈夫ですか?」と声をかけられる。
「ありがとう、大丈夫です」と答えてから、痛いのを我慢して立ち上がって自分の全身をチェック、足はひねって無さそう…ぶつけたのは膝と背中と肘みたい。
上半身は何とでもなるから膝の痛みが引かないまずいな…といういう気持ちに、少し動かしてみると、膝の奥の方に鈍痛が、これが強くなったら終わりだなと思ったけど、進むしかないと思ってリスタート。
明らかに、気が緩んでいたな…反省。大事故になる前に気付いて良かったと本気に思った。
そして赤山のロードに到着。
このロードは3Kmの上りになることは試走で把握していて、試走のときより良いタイムで進んでいたので体力温存と思って徹底的に歩く、1歩も走らない。
そして、途中の公衆トイレで水分を足そうと思ったら、同じことを考えてる人が並んでる。
一瞬補給は止めて進もうかと迷ったけど、先のことを考えて順番を待って補給してついでに頭から水道に頭に入れて水を被ってからコース復帰して進む。
しばらくロードを進むと、笠山神社への上る登山道の入り口の看板が、恐らくこの笠間神社までの上りが前半のNorthコースで一番きついところ。
試走で途中で数回止まっても40分で上ってるので、40分我慢!と自分に言い聞かせて進む。
ここは理屈じゃなくて進んで、1人のときとは違って休憩なしで35分くらいで登り切った。
おかけで、笠山神社に到着したら後は下り基調に切り替わるのだが走る気にもならなかったけど…。
でも、ほぼ歩いても30分で堂平のエイドに到着することが試走で把握出来ていたので、淡々と下ってからの再度の堂平への上りを我慢して
第3エイドの堂平キャンプ場に到着。
かなり長くなので続きは後日…。
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