電車で通勤の途中に、大きな川を渡る。
その川の河川敷をランナー達が走っている、もしかしたら私もいつのときか景色の向こう側に居る事があるのかも知れないと思ったけど、そんな事を考えるのは自分が走ってからであって、もし自分が走って居なかったら、たぶん走ってる人を見ても何とも思わなかっただろうし・・・気づいてもワザワザ朝から疲れる事を・・・と思ったに違いないけど、そんな事を考えていたらふと、もし自分が走って居なかったらどうなっているのかを想像したくなってきた。
まず、走って居なかったらと考えたら、一番始めに思ったのは時間の使い方。
決して時間が余ってるとか無駄にという意識はないままにだらだらと過ごして居たに違いない。
気づいてないのだから悪気はないだろうけど、生活を変えてみないと分からない事ってあるから、実際、今は走る事に割り当ててる時間に走る前は何をしていたか思い出せないので、そんなレベルの事をして過ごしていたと思う。
次は、健康面。
タバコは止めてなかったと思う。
吸ってるときはタバコ止めたら?という声に、「一生止めない!」って豪語してたレベルだったので、風邪で咳が出ていても吸っていたレベル、しかも吸ってるときって自分がどれだ臭いか気づいてないんだよね。
そんな私が今では、電車でタバコ吸ってる人が乗ってくると分かるレベルで、タバコの臭いがイヤでパチンコ屋も入れない人間になってしまっている。
それと、もちろん体型。
たぶん、男の人って女性より自分の体型の変化に気づかない、鏡を見る機会も少ないし、そうすると自分の身体を見るのは上からしか見ないので気づきにくい。
鏡とかを見ても、背があると特にガタイが良くなっただけと誤解する事も、銭湯とか行って、あんな身体イヤだな・・・と思ってる体型にいつの間にか近づいてる事も気づかない生活をしていたに違いない。
おそらく、そんな生活をしていたら、年1回の健康診断が勝負所として生活していたはずだ。
あとは、精神面。
走る前の私は、実はジャパニーズサラリーマンの手本となるような根っからの仕事人間。
家でも夜も休日も仕事をして、歩きながらも仕事の事を考える、そんな生活を送っていた。そんな毎日に息苦しさを感じながらも何の為にここまでするのか?自問自答していたほど。
そんな生活をしていたので、たぶん潰れていたでしょうね。走るようになって、脳に血液が回らなくなったせいか、考え過ぎる事がどうでも良くなってきて、何かを引きずってる事を嘆くより、前に進むにはどうしたら良いかを考えるようになった。
それと、もっとも単純な走るという事に出会って、人間一人で出来る事はそう多くはないという事も強く感じるようになったけどね。
ここまで、書くと、もう走ることは良いことばかり!って思うでしょ?
でもね、走る事が理解されていない家族だと、その事にお金を使うって、家族での立場がいろいろと悪くなる。
休日に走って疲れて横になってると、疲れるなら走らなきゃ良いのに!と言われる。
ついでに、風邪引いて寝込んだり、仕事を休んだりしたら、対面上すぐには走る事に復活出来ないので、風邪を引いてても引いてないと取り繕う 等々
こんな生活の変化もありますけどね。。
とはいえ、走り出しちゃったので、出来れば生涯スポーツとして、走り続けたいな・・・とは思ってます。
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