第37回つくばマラソン出場結果(その2)

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10km~20km(46分14秒)
10kmの計測マット通過時に、時計を確認して5kmから10kmのタイムを確認して、ほぼ23分ぴったりということを認識。
このペースだと、3時間15分は切れるな…と思って、心中を誓った女性ランナーについていく。
フルマラソンのときはいつもそうだけど、10km過ぎると肺も広がって、脚も動くようになって身体が動くのでペースアップに要注意。何回かどんなに愛する人でも浮気心が芽生えるように心中を誓った女性ランナーを抜こうか?と迷ったが、理性と葛藤する心のように、決めたんだ!と思って後ろから追うことにした。

15km地点を通過この5kmのラップタイムが23分07秒
私の心に勝手に決められた女性ランナーだけど、ペースの安定感が半端ない、たしかにちょこちょこ時計は見てるけど、恐らくキロラップの誤差は1、2秒しかないペースで走ってる。
ここでも途中何回か前に出ようかとした浮気心は芽生えたが、結局貴方にどこまでもついて行きますよ!と思いながらついていって20km地点を通過

20km~30km(47分05秒)
20km計測マット通過時に時計を確認、15km通過時にこのペースなら、20kmはこのくらいだな?と思った時間とピッタリ。この心中を誓った女性凄いな…と走りながら本気で思ったけど、実際終わってみたら、5kmごとのラップは、23分7秒でピッタリだった。
つくばマラソンのコースは3年前に私が出場したときと、ここまでも多少変わっていたけど側道を走るようなコース変更でここから先が大きく変わってアップダウンも増えたよ!と聞いてる区間に突入する。

ハーフの通過が1時間37分24秒

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当初予定していたペースよりはもちろん数分だが速いペース、だけど以前は35分を切って入ってることも多かったので昔より大人の走りをするようになったな…と思って走る。
ハーフを過ぎたので、ハーフまでは心中しよう!と思っていた女性ランナーにこのままついて行くか一瞬迷ったけど、完璧で無駄のないペースメイクについていけるところまでついて行くしかないでしょ?と思ってついていくことにした。

25km地点を通過、この5kmのラップが23分05秒。
終わってから確認してみると、女性ランナーについてきてから、5kmごとのラップは、2秒以内の誤差しかない…
競馬の騎手が正確な体内時計を持ってるって聞いたことがあるけど、この人もそんな感覚を持っているんじゃないか?と思わせる。
この辺りからコースにアップダウンが出てきた、そして、私も疲れが出てきて走りながら

「走らない距離は裏切らない」

という言葉を思いつきながら、上手いこと言うな俺は…なんて自画自賛した。

ペースをお任せした女性ランナーはペースが落ちる様子もないので、出来るだけついて行こうと引っ張ってもらう。
29km越えて、30km壁まではついていきたな…と思ったときに、
裏腿に、ピクっとくるものが…、次の瞬間、裏腿が攣る。

プロの攣りニストと呼んでも良いくらいの私になると、筋肉が攣りで完全ロックがかかる前に何とか対処するのが最善と知ってるので立ち止まってロック解除を試みる。
痛みに耐えて攣りを外して、徐行運転に入る、攣りそうで怖い状態で走り出して、徐々にペースを戻すけど、心中を誓った女性ランナーもう遙か先に言ってしまった。

ロンリーボーイとなった私は、傷心しながら30km地点を通過。

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30km~40km(52分29秒)
プロの攣りニストとして、攣ることはフルマラソンを走るには当たり前のことなんだが、良いタイムのときは35km地点、ボロボロになるときは28km地点という統計データがあって、今回は29km地点。
これは、ラストはウォーキングになるかな?と思って、時計とにらめっこしながら進む。
そして頭の中で計算を開始、もう心中を誓った女性と生き別れてしまったので、3時間15分切りはない、じゃあ、20分切りだと…キロ6分ペースまで落ちると…等を考えながら計算しながら走る。

途中、おしるこエイドで5分前にスタートしたAブロックゼッケンをつけたランナーがおしるこが欲しいのか、抜こうとした瞬間に横から低スピードに前を横切って、避けるために、急プレーキをかけたら激しい攣りが…
ちょっと、このAブロックゼッケンつけてふざけるな!と心の中で呟きながら、強い攣りモードに入ってしまったので立ち止まって必死に治してから再スタート。

そんな状態を繰り返しながら、35km地点を通過、5kmのラップは、26分02秒、走ってるときはこのラップタイムの意識は全くなかったけど。
頭の中では、あと7kmをキロ6分で走ったらとか、キロ10分で歩いたらとか、最悪の場合を想定した計算に変わっていく。
そして、20分台前半で頑張ればいけるけど、25分切れれば良いかな?とか、サブ3.5だけは越えたくないな…とか考えながら走る。
頭の中はもうそんな計算ばかり。
つくばマラソンで一番嫌いな、ラストの折り返しにさしかかる、この折り返しは距離合わせ感が凄く強く感じて心が折れる、折り返しから返ってくる人達が羨ましくてしょうがない。

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40km~フィニッシュ(12分28秒)
40km地点を通過、ラスト2km、余裕があればラストスパートだけど、もう心も体も燃えかす状態。
41km過ぎにある陸橋も、上ってる途中にもうここまで来る間に何回攣ったわからないけど、これがラストの攣りで立ち止まって、ヨボヨボで陸橋を越える。
そして、ラストの曲がり角を曲がって陸上競技場へ、そこは何とか頑張って走りきって、

3時間24分22秒でフィニッシュ。

途中、攣り祭りがワッショイワッショイと盛り上がったけど、何とかサブ3.5だけはキープ出来たので良かったかな…と。

ただ、記録書をもらって、手荷物を受け取って、準備してた陣地に戻ったら、スタート前に見かけた見とれるくらい素敵な女性がいたグループの荷物もシートも跡形もなくてね…。
そのときが一番、心に冷たい風が吹き抜けたような気がした。

運命ってタイミングのかたまりなんだよな…

なんて思って、つくばマラソンのレース結果とは思えない締め方をするのであった。

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