走る気力を失った僕が、もう一度心を取り戻すまで

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炭治郎も言った。「人は心が原動力だから」。
鬼滅の刃を見た人、読んだ人にしか響かないかもしれないけれど、この言葉は本当に深い。
さらに煉獄さんの「心を燃やせ」という言葉もあって、この二つはまるでセットで心に刻まれている。

人生も後半戦に入った今、心こそが人を動かす力なんだと、実感することが増えてきた。

―――

僕が走るペースを失ったのは、もう4年近く前のこと。
コロナ禍が始まって1年ほど経った頃、サラリーマンにとって避けて通れない「異動」がやってきた。

10年ほど同じ部署にいたから、毎年「そろそろ異動か?」と候補には挙がっていたけれど、仕事が特殊だったせいで先送りされていた。
でも、ついにそのカードが切られた。

新しい部署は、とにかく慣れないことだらけ。
細かい仕事が散弾銃のように飛んでくる部署で、メールは毎日100通近く。処理するだけで一日が終わる。

けれど一番しんどかったのは、正直なところ、ポンコツ上司の存在だった。
週の半分は午後から「外出」と称して直帰。
野球の練習でボールが目に当たったから休むとか、タンスの角に足の指をぶつけて歩けないとか、そんな理由で突然休むこともしょっちゅう。

当然、上司を通さなければ進まない仕事は止まり、問題が起きれば全部こちらに回ってくる。慣れない業務に加えてトラブル処理の山、心が削られる毎日だった。

異動して1年目は、ずっと焦りっぱなしだったと思う。
役員への説明から資料作り、現場調整まで全部ひとりで背負って、気がつけば心のエネルギーはどんどん減っていった。

気分転換に走ろうとしても、頭の中はずっと仕事のこと。
ひどいときは机に向かうだけで「やること」が山のように浮かび、キーボードを打つ手が震えたことさえあった。

そして心が壊れていくと、夜も眠れなくなった。
一晩に5回もトイレに起きることがあり、やがて自律神経も乱れて、暑くもないのに大汗をかき、人と話すのもしんどい状態に。
体調は崩れ、集中力は失われ、走る気力は完全になくなっていった。

ここから、僕の「心を取り戻す戦い」が始まった。

(続きはまた次回!)

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