地元越谷の竜巻について・・・

自然災害って、他人事じゃないと思ってはいるけど、心のどこかで油断してる部分は誰しもがある気がします。
私もそんな一人でしたけどね。

都内でいつも通り仕事をしていて、14時30分頃携帯を確認すると、家内から留守電が、聞いてみると、雷と突風が吹き荒れて家は大丈夫だったけど、なんか近くで被害が出てるとか・・・帰りの電車とかに影響が出るかもしれないよ！
という内容の留守電が。

今年はゲリラ豪雨が多かったから、またゲリラ豪雨かな？と思って仕事が終わるまでは電車も復旧するだろと思っていたら、15時30分くらいにまた、家内から留守電が、近くのスーパーの周りとかぺしゃんこになった建物とか、凄い被害が出てるの！
という内容の電話。

何が起こったんだ？と思ってネットで検索、すると生々しい竜巻で破壊された建物の写真が、そのうちの１枚は、私が毎日通勤で前を通ってる建物の写真。建物の屋根に、別の建物の屋根が突き刺さってる。
そこからネットで情報収集、どの経路を通って、どこに被害があるのか・・・家は大丈夫という事なので、とりあえず仕事はやってから帰る事に、電車は通常通り動いてました。

地元駅に到着。停電と聞いていたので、明るい駅前に、そんなに被害がないんじゃないの？と思って家の方に向かう、道路上に段々と、瓦？がれき？ガラス？トタン？みたいなのが散乱し始めて、一角から停電で真っ暗な地帯が・・・そこの中を通って帰ってみる。
電柱は折れ曲がっていて、電線には飛んできたトタンやいろいろゴミがからみついていて、窓ガラスのない家やアパート、瓦のない家、屋根に上ってブルーシートをかけてる人達。
とある家の、ベランダの柵なんてあり得ない形に曲がっていたり、車のレッカー車とか見かけたから横転した車とかもあったのかもしれない・・・

ほんの12時間くらい前に通ったときとき別世界の風景。
そんな中を家まで帰る、家がちゃんとあって、暗くて全体は見えないが何も被害もない事にほっとする。
ただ停電状態なので、キャンプ道具のランタンとかを使って灯りを確保して、私もナイトトレイル用に何個かのヘッドライトを持っていたのでヘッドライトを使って生活する。

お風呂は出ないので水風呂、夏で良かったと思った。
食料を確保するために、停電エリアじゃないスーパーへ、行く途中に、もの凄い人の電気を復旧するための部隊が作業をしていて、
日本の災害のライフラインの復旧レベルは世界一なんだろうな・・・とその人達を見て思った。
食料を買ってきたが、冷蔵庫が使えない、エアコン、扇風機も使えない、何も出来ないので、すぐに寝る。

深夜に電気が回復、やっとテレビで被害の全体を知ることになる。
家や建物の壊され方を見てると、本当に竜巻には、何の手だてもないような気分にさせなる。
しかも、１本の道のように、竜巻が通ったその直下がもの凄いパワーで破壊されて、ちょっとそれただけで被害が全然違う。
自然災害の威力の怖さと、その前での人間の無力さを痛感させられた出来事だった。

今回の竜巻の被害にあわれた方へ、心よりお見舞申し上げます。

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