第二回 甲州道中 ”鳥の旅” 215kmランウォーク遠足出場結果(その5)

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140kmの付近の上野原のセブンイレブンで仮眠の後の再スタート。
もうほぼ全部歩くことになると思うから、そのうち誰か後ろから来るだろう?と思っていた。
だが、終わってみればこの先15時間近くスタッフ以外は他のランナーを見ないで進むことになることはこのときは予想だりしなかった…

コースロストが怖いので、ガーミンに埋め込んだマップと、スマホに埋め込んだ地図のITのダブル活用しながら進む。
藤野を越えて相模湖方面へ、相模湖の辺りは街灯もなく真っ暗。もちろん人も居ない、そんなところで少しコースをロストして橋みたいなのを渡ってしまったら、左右に、相模湖が深夜でもうっすらと見えて、波が穏やかな感じ…。
そんなところで、前の記事にも載せた、このニュースを思い出す。

http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/19/bear_n_17201142.html

思い出したらもう、相模湖の穏やかな波が、どこかで激しい波になったらどうしよう…と思って恐怖で相模湖を直視出来ない。
視線に入らないようにしながらコースに戻って、コース復帰した。

そして少し明るい道路に出て脇にある、自販機でリアルゴールドを飲んでさっきまでの恐怖心のドギドキを納めていたら、今度は山の方から激しいヴキーーーという声が。
鳥にしてもおかしい鳴き声だし、鹿とかとも思ったりもしたけど、明らかに猿っぽい。
これから、小仏峠越えに入るのに、熊だけじゃなくて猿もか…と、野生の猿のもかなり怖そうだし、もう重い気持ちにしかならなかった。
そしてこの辺りからパラパラと雨が降り始める、予報では午後からだった気がしたからすぐ止むかと思っていた。

そして、小仏峠方面へ道路が少しづつ上っていく、高速道路を見下ろすようになって、高速道路の上の山を越えていく感じになるらしい。

ロードの上りを上っていくと、ふと脇道に、小仏峠まで1.8kmの標識のトレイルの入り口が…。
一人のナイトトレイルでしかも、知らないコースかよ…と思いながら真っ暗な山の中へ、ここは流石に、ハンドライトとヘッドライトの二刀流にしてヘッドライトの光量をマックスにして進んだ。
この頃になると、再度眠気がましてきて、眠気を抱えて進む。
ナイトトレイルの視界の狭さで1.8kmがなかなかたどり着かない、このトレイル区画、0.6kmごとに標識があるが、ものすごく遠く感じる。
明るくなるまでどこかで待とうか?と本気で思ったくらい。
そして、ひたすら長いトレイルを登った気持ちになって何とか小仏峠に到着。

もちろん真っ暗だけど、また眠気がぶりかえしていたので、峠にあったベンチに座ったら、少し寝落ちしてしまって、自分が持っていたハンドライトを落とす音でビクっとして起きる。
たぶん、これをビデオに撮っていたらコントに見えるくらい実は、これを3、4回繰り返したことを覚えている。

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眠くて仕方なかったけど、こんな山の中で寝てたら本当に熊に襲われると思って、下りを開始しようと思ったけど、真っ暗でどこが下りだかわからない、やっと標識を見つけて、高尾山方面と、小仏バス停方面とか書いてあった気がした。
これから高尾におりるから高尾山方面だろ?と思って、少し動いてから念のためスマホで確認すると、小仏バス停方面に下るのが正解で、危うく取り返しのつかないロストをするところだった。

そして真っ暗な中の下り、ここも怖かった。私が下ってる横の草むらの奥で何かの動物が一緒に動いてる気配が。
鳥にしては音が大きい、鹿かイノシシか熊か…。もしかして自分の足音が響いてるだけ?とか思って立ち止まったけど、草むらの音は続いてる。
本当に怖くなって、熊鈴を少し激しく鳴らしたり、咳払いとかして、居るからびっくりして襲ってこないでねアピール。
冷や汗をかきながら下っていたら、いつの間にか音は消えて、空がうっすらと明るくなってきた。

この辺りから雨がかなり本降りに…もし、このまま雨が降り続いたら、また私のせいにされるんだろうな?と思った。
甲府の暑さもと合わせてウルトラマラソン悪天候男伝説が増えるのか?と心配した。

そして、峠を越え終えて、小仏バス停のベンチで少し休憩。
ここでも危うく数分間寝落ちしそうになって、第5チェックポイント兼エイドの高尾梅の郷まちの広場に4時32分に到着

次でフィッシュするぞ!オー!!

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