術後2日目〜3日目:少しずつ戻ってくる身体

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2026年4月30日:術後2日目

術後1日目は、ほとんど眠れないまま朝を迎えました。

だから術後2日目の夜こそは、少しでも眠りたいと思っていました。
しかし、夜中の2時ごろに目が覚めてしまうと、そこからまったく眠れませんでした。

手術した部分に力が入らず、まだ自分で起き上がることにもためらいがありました。
できることといえば、ベッドの角度を少し変えて体を起こすくらいです。

それでも同じ姿勢でいる時間が長いため、腰の痛みは続いていました。

私の場合、ロボット手術では、おへその上を縦に5cmほど切り、その両脇に2cmほど、さらにその外側に1cmほどの傷ができました。

真ん中の5cmほどの傷は、手術で切除した部分を取り出すためのもの。
両脇の2cmほどの傷は、ロボット手術用のカメラや器具を入れるためのもの。
さらに外側の1cmほどの傷は、手術中や術後の廃液を出す管を通すためのものだったようです。

術後2日目も、まだ人間らしい生活ができる状態ではありませんでした。

ベッドで横になっていると、途中で掃除の方が病室に入ってきました。
私の様子を見て、

「まだ大変そうだね」

と声をかけてくれました。

そして、

「私が見ている感じだと、手術後4日目くらいで動けるようになるよ」

と言ってくれました。

正直、そのときの私は、
「いやいや、いくらなんでもそれは無理でしょう」
と思いました。

今は起き上がることすらやっとです。
4日目くらいで動けるようになるなんて、とても想像できませんでした。

でも、このあと私は、人間の回復力は本当にすごいのだと実感することになります。

術後2日目も、1日目と大きくは変わりませんでした。

看護師さんについてもらいながら、病棟内を1周、約100メートル歩くのがやっとです。
点滴や管をぶら下げながら、前かがみでゆっくり歩く。
それだけでも、かなりのエネルギーを使いました。

この日の昼食からだったと思いますが、3分粥の食事が始まりました。

3日ぶりの食事です。

手術した部分がまだしっかりくっついているのかも分からず、
「本当に食べて大丈夫なのだろうか」
と思いながら、恐る恐る口にしました。

でも、久しぶりの食事は思った以上においしく感じました。

つい、8割くらい食べてしまいました。

すると翌日、主治医の先生から、

「まだ手術したところが完全にくっついていないので、5割くらいで止めてください」

と注意されました。

食べられることがうれしくて、少し調子に乗ってしまったのだと思います。

点滴は、この日も一日中、いろいろなものが入っていたと思います。

体調としては、熱が続いていました。
先生や看護師さんからは、体の中とはいえ大きく切っているので、体の反応として発熱することはよくあると説明されました。

ただ、そう言われても、

「もしかして合併症ではないのか」

と考えてしまいます。

それでも、この時点ではまだ体力が残っていたのか、不安はありつつも何とか耐えられていました。

2026年5月1日:術後3日目

術後3回目の夜。

夜中の12時ごろ、看護師さんが点滴の交換に来てくれました。
そのあと、また眠れなくなりました。

横になっていると、腰がどんどん痛くなってきます。
手術した場所の痛みをかばいながら、少しずつ体を起こし、椅子に座ったりしていました。

喉の痛みはまだ続いていました。
痰がうまく出せず、咳き込むとお腹に激痛が走ります。

熱のせいなのか、汗も異常に出ていました。

熱について看護師さんに相談すると、病院のルールで38.5度以上にならないと解熱剤は使えないとのことでした。
そのため、氷枕を頭の下や両脇に置いて、何とかしのいでいました。

眠れない。
自由に動けない。
体は痛い。
喉も痛い。

夜の時間は、本当に長く感じました。

この日は5月の月初でもあり、仕事でやらなければならないこともありました。
ただ、気持ちも体もまったくついていきません。

結局、仕事については、

「今は対応できる状態ではないので、ゴールデンウィーク中に片付けます」

とスマホからメールしました。

術後3日目になると、食事はお粥ではあるものの、少しずつ問題なく食べられるようになってきました。
水も飲めるようになりました。

そしてこの日から、自分で点滴の棒に体につながっている装備をぶら下げて、病棟内を歩くことができるようになってきました。

点滴。
廃液の管。
尿の袋。
痛み止め。
酸素や血中酸素を測る機器。

いろいろなものをぶら下げながらの歩行です。

それでも、自分で病棟内を1周、また1周と歩けるようになってきました。

気持ちとしては、とにかく合併症を起こしたくない。
少しでも早く回復したい。
その一心でした。

それに、自分でも脚やお尻の筋肉がどんどん弱っているのを感じていました。
このまま寝ていたら、どんどん体が弱くなってしまう。

そう思うと、必死に歩くしかありませんでした。

痛い。
しんどい。
でも歩く。

その繰り返しでした。

体は、日に日に少しずつ回復している実感がありました。

昨日できなかったことが、今日は少しできる。
午前中よりも、午後の方が少し動ける。
そんな小さな変化がありました。

ただ、熱だけは続きました。

特に午後になると熱が上がり、体がだるくなります。
そのたびに横になって、氷枕で体を冷やしながら過ごしていました。

術後2日目、3日目は、まだまだつらい時間の方が多かったです。

でも、まったく動けなかった体が、少しずつ動き始めていることも確かでした。

ベッドの上で朝を待つだけだった自分が、点滴の棒を押しながら病棟を歩いている。

その変化は、自分でも少し信じられないものでした。

人間の回復力はすごい。

そう思う一方で、熱、痛み、咳、眠れない夜との戦いは、まだ続いていきます。

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