病気発見のきっかけ:いつもの人間ドックで言われた、少し気になる一言

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私は45歳頃から、年に1回、毎年2月に人間ドックを受けるようにしていました。
「そろそろ身体にガタがくる年齢だし、念のために見ておこう」
そんな気持ちから始めた、毎年恒例の健康チェックです。

そして50歳になってからは、バリウム検査をやめて、オプションで胃カメラを追加して受診するようにしていました。

今年、2026年も例年どおり2月に人間ドックを受けることにしました。
予約が取れたのは2月28日。
職場の保険組合が提携している総合病院で、自宅から車で1時間ほどかけて向かいました。

このときは、まさかこの人間ドックが、自分の病気を見つけるきっかけになるとは思っていませんでした。

胃カメラ検査を受けている最中、検査をしていた医師から、

「膨らみが見られるので、生検で細胞を取りますね」

と告げられました。

その場で看護師の方と連携しながら、細胞を採取する処置が行われました。
検査が終わったあと、医師から昨年の画像と今年の画像を比較しながら説明を受けました。

「この部分に、去年はなかった膨らみがあります。念のため生検をしました」
「この部分を生検して、悪いものである確率はだいたい10%くらいです」
「もし悪いものだったとしても、今なら内視鏡で切除できるかもしれません」
「胃カメラを受けていて、本当に良かったですね」

そう言われました。

そのあと医師は、看護師の方に、

「大至急、検査に回してください。検査結果を伝える日の予約も取って帰ってもらってください」

と指示を出していました。

ただ、この時点の私は、正直なところ、そこまで重大なことだとは受け止めていませんでした。
「よくある良性ポリープのようなもので、きっと問題ないだろう」
そんなふうに思っていました。

一方で、少しだけ心に引っかかることもありました。

検査結果を聞く日について、仕事の都合で1週間遅らせてもらおうとしたところ、医師から少し強めに、

「それでは“大至急”になりません」

と言われたのです。

その言い方を聞いて、
「あれ? もしかして、医師の目から見ると、悪いものである可能性がそれなりにあるのだろうか」
と、少しだけ不安がよぎりました。

家に帰ってから、このことを妻に話しました。
ただ、妻はそれほど深刻に受け止めている様子ではなく、いつもと変わらない感じでした。
「10%くらいなら、きっと大丈夫だろう」
たぶん、そんなふうに思っていたのかもしれません。

私自身も、心のどこかに引っかかるものはありました。
それでも、検査結果を聞く予定の3月11日までは、できるだけ普段どおりに過ごしていました。

今振り返ると、この人間ドックの日が、私にとって大きな分岐点でした。
そして、3月11日に聞くことになる検査結果によって、そこから一気に現実が動き出すことになります。

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