「働き方の多様化」って言うけど、実際どうなの?(総裁選の演説から思ったこと)

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ちょっとセンシティブな話になるかもしれません。
でも、きっと多くの人が「うん、それあるよね」と感じてるのに、
なかなか言葉にしていない話なんじゃないかなと思ってます。

本当はもっと早く書きたかったんです。
でもなんだかんだバタバタしてて。
でも、高市早苗さんが首相になった今、
さすがにもう書かずにはいられなくなりました。

「働いて、働いて、働いていく」という言葉

自民党総裁選での高市さんの演説、覚えてます?
「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる。
働いて、働いて、働いて、働いて、働いていく。」
――あの言葉です。

SNSでもニュースでも話題になりましたよね。
私は、この発言を“決意表明”だと思ってます。
「全力で自分の役割を果たします!」という意思表示。
政治家としての覚悟を見せたんだな、と。

ただね、この言葉を聞いたとき、
「もし一般の社会人が同じことを言ったら、どうなるんだろう?」
って、ふと考えてしまったんです。

働き方の選択肢は増えたけど…

今って、“多様な働き方”が少しずつ広がってますよね。
「静かなる退職」なんて言葉も流行ったように、
出世や昇進を求めず、与えられた仕事を淡々とこなすスタイルも
ひとつの生き方として認められつつある。

でもその一方で、
「スキルを磨いてキャリアアップしたい!」
「もっと上を目指したい!」という人も当然いる。
そして、両方の間でうまくバランスを取りたい人も多い。

ただ、問題はそこなんですよね。
どんな働き方を選んでも、
メリットもあればデメリットもあるのが当然。
だけど最近は、メリットだけを求めて
デメリットには不満を言う人が増えてる気がします。

しかも社会の方も、
その「違い」をちゃんと整理できてない。
結果、なんとなくみんなモヤモヤしたまま働いてる感じがします。

「やる気を出す人ほど損をする」現実

ここで、ちょっと想像してみてください。
もし職場に、高市さんみたいに「やる気全開!」な人がいたら――?

残念ながら、多くの職場では、
その人が「やりがい搾取」されて終わるケースが多いんじゃないでしょうか。
頑張っても評価されない。
成果よりも「当たり前」と見られてしまう。
そして、だんだん疲れてしまって、
最終的には「静かなる退職」へ。

そんな風に、
“やる気を出した人が報われない”構造が、
今の日本の職場にはまだまだ根強く残ってる気がします。

制度はあるけど、使いにくい

出産・育児・介護の休暇制度なんかもそうです。
制度はあっても、実際には使いにくい。
休む側は「申し訳ない」と感じ、
フォローする側は「なんで自分ばっかり」と不満が溜まる。

でも、もしフォローに回る人に
ちゃんと報酬や評価で還元する仕組みがあれば、
お互い気持ちよく支え合えると思うんです。
今の日本は、そこがまだ上手くできてない。

善意で回してきた社会の限界

日本の社会って、いい意味でも悪い意味でも、
「曖昧な部分を善意でカバーしてる」ところがあります。
みんなの思いやりで回ってるのは本当に素敵なこと。
でもその反面、
「声を上げるのは格好悪い」「文句を言うのはワガママ」
そんな空気がまだ残ってる。

だから、不満を抱えていても黙ってしまう人が多いんですよね。
それが積もり積もって、誰かがしんどくなる。

本当に「多様な働き方」を実現するには

多様な働き方を“本気で”認めるなら、
ちゃんと仕組みを整える必要があります。
頑張る人には、それに見合った評価や報酬を。
ゆるやかに働く人には、そのペースに合った責任を。

「善意」じゃなくて「制度」で支える。
それが本当の“多様性”なんじゃないかなと思います。

さいごに

高市さんの「働いて、働いて、働いていく」という言葉。
私はこれを、ただの“根性論”だとは思ってません。
むしろ、「自分の使命を全力で果たす」という覚悟の言葉。

問題は、それを受け止める社会が
まだその準備をできていないということ。

“頑張る人”がちゃんと報われる社会。
“無理しない働き方”もきちんと尊重される社会。

そのどちらも成立するような、
バランスの取れた仕組みを作っていくこと。
それが、これからの日本に必要なことだと思います。

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