ランナーは、気持ちを発散してるからストレスに強い訳ではないと思う訳ですよ。

この記事は約4分で読めます。


前に、ラジオがテレビかで、心が病んでるときにはランニングを習慣することを精神科医もお勧めしてるというを聞いたことがある。
私は、これを聞いたときに、多くの人はこの話を聞いてランニングをして汗をかけば気持ちもすっきりとするし、それで細かいことも気にならなくなるからだって思うんだろうな…って思った。

私は、それは決して間違えではないと思う、確かに汗をかいてスッキリすれば、気持ちも軽くなったりするし、疲れてよく眠れれば、それでも気持ちがスッキリする。

でも、それは弱いストレスでの話ではないか?って思うんですよね。
確かに普段から弱いストレスを消化して行くようにすれば、ストレスは溜まらないという事になるかもしれないけど。

そんな風に思ったのは、先週の金曜日のこと、私は仕事で強いストレスを感じていた。
ブログに仕事の愚痴を書くつもりはないから状況は書かないけど、心のモヤモヤをマックスに感じながら残業。やけ酒を飲んで電柱に喧嘩を売りたい気分だった。
でも、私は、走ってすっきりしよう!と思って、仕事場に置いてあるウェアに着替えて、帰宅ランを実施した。

でもね、強いストレスを感じた後だと、走っていてもふつふつとストレスの原因が頭をよぎる訳ですよ、うぉーと叫んで走りたいくらい。
走れど、走れど、負のオーラーを消化出来なくてね…。結局、消化の前に、肉体的な疲労が出てきて終了。
結局、モヤモヤは解消出来ず、ビール飲んでラーメン食って帰ることになるんだけど(笑)

広告

私は、このことがあって、ランナーは決してストレスに強くないんじゃないか?と思った。
走っていない人から見たら、普段から自分に負荷をかけて走ってるから、メンタルが強い人に違いないってたぶん誤解している人も居るのではないかと思う、でも、私は逆ではないかと…。

ランナーは自分のメンタルが強いと思ってる人は皆無だと思う。
逆に自分の弱さを嫌というほど見てきている。弱い自分が一杯話しかけてきて、その誘いに乗ったことも沢山経験している。
だから、弱い自分が自分の中に棲みついていて、自分が出来ない限界も知っている。
固くて強いものは、弱い衝撃には強くても、強い衝撃には一発で粉々になる。弱くて柔らかいものは、弱い衝撃で変形しても、強い衝撃も変形するだけで受け止めたり出来たりする。

要するに、ランナーのメンタルは決して強くはないし、ストレスを感じない強い心を持ってる訳でなくて、むしろ弱い心ともう何十回、何百回、数え切れないほどに向き合ってきてるから、その心の受け止め方を自分が知ってる。
だから、自分の弱さを知ってるいる分、限界を超えて頑張ろうとしない代わりとして、感じるストレスの量をコントロールしてるだけではないかと…。

だいたい、ストレスでつぶれる人は、自分の限界まで頑張ってプチっとけど、プチッと行く前に、自分の限界以上は、頑張れないことを知ってるのがランナーではないかと思ったりする訳ですよ。

↓↓ブログランキングに参加してます。応援クリックをお願いします

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ

にほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ

にほんブログ村

コメント

  1. けんっち より:

    僕もたまに強いストレスの時にはジョグと違いオーバーベースでヤケランします。走りながら叫んでしまうこともあります。

    ヤケランすると、強いアルコールをガツンと飲んだような、もしくは水シャワーを浴びたような感じになりますが、ストレスの原因から離れられるわけではないですね。

    僕も人よりメンタル弱いのを自覚してますし、ランニングに、自己肯定感を求めているところもあります。
    メンタル弱いから、日々走ってます。

    もし大怪我とかで走れなくなったらはけ口を失った自分はどうなるんだろうとも思います。

    でも、ストレスを解消する手段が自分にはあるとわかってるだけで、耐性が変わったように思います。

    それについて本で読んだのですがストレスに関する実験で、ストレスを感じる薬品を点滴されて、手にはその点滴を止められるスイッチがあるのとないのとで、耐えられる時間が異なるというのを読んだことがあります。

    自分にはランがあることでこれに当てはまると思います。

    フルマラソン走れるからって、メンタルが強いわけではないな、と思います。

    • Hotcocoa より:

      @けんっち: さん、コメントありがとうございます。

      おっしゃる通り、メンタルが弱いからこそ、走ることで浄化させてストレスのダメージを軽減してるのもありますね。

      私の場合、本当に怪我とかで走れないとそれが食に向いてこれこそ怪我が治ったあとも走れなくなるくらい体重が増えますから、お互いに怪我には気をつけながら、弱いメンタルを可愛がって走り続けましょうね(笑)

  2. ユウキ より:

    はじめまして!
    同じく市民ランナー(歴7年目)のユウキと申します。
    日々もやもやと言葉にできないながら感じていたことについて、ど真ん中で記事にされていたので、思わず初コメさせていただいた次第です(笑)。
    これまでは頑張ってキツイ練習に耐えていけばマラソンも上達して、、、だったのが、最近はキツイ練習自体は望むところなんだけど、それをやろうとする心を保っていられるか?=会社生活で心身を壊されることなく保っていけるか?が気になって仕方ありません(汗)。
    ストレス状態でジョギングすると、気が晴れるどころか、大好きなランニングが仕事のストレスで楽しさを削がれてしまっていることに憤慨してしまって(自分は仕事のストレス発散のためにランニングを楽しんでるんじゃない!と)余計にストレスが溜まるという悪循環が僕のパターンです。。。
    仕事面のメンタルが弱いということなのかと思ってますがうまく対処していきたいものですなんて考えていたところでした。
    いろいろと興味深い記事を書かれておられるのでこれからも拝読させていただきます。
    突然の訪問者でしたm(..)m

    • Hotcocoa より:

      @ユウキ: さん

      コメントありがとうございます。かなりストイックに走り込んでいらっしゃるみたいですね。
      仕事のストレスを解消するためにランニングを楽しんでる訳ではないって言葉はとっても深いですよ(笑)
      でも、市民ランナーはどうしても、仕事との両立は避けられなくて、どうやってもランニングを生活の主軸に置けないということは、半分諦めが必要なのかも?と思ってます。
      と、頭ではわかってるけど、走ることは前向きで、仕事は後ろ向きで向き合ってるから、仕事が足をひっぱてるように感じちゃいますよね(笑)

      ただ、どうしたって、仕事の安定なしでは市民ランナーは走ることも出来なくなるから、上手く仕事とも付き合って行かないと本末転倒なことになるので、お互いに心のコントロールもしながらランニングを続けましょうね!

タイトルとURLをコピーしました