続:職場の飲み会でごもっともだなと思ったお話し。

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昨日の記事の続きの飲み会でのとある女性とのお話。
職場の飲み会も宴もたけなわになり、案の定、近いうちに大会とか出るんですか?と聞かれて

「霞ヶ浦の方のマラソンに出ます」と返事をすると

「霞ヶ浦ってどこ??」という返答に、いくら関西出身とはいえ、霞ヶ浦どこ?という回答にちょっと関東人が琵琶湖を知らないのと同じだぞ!という思いながらも、そんな事を思ってる雰囲気は微塵も見せずに、教えてあげる事に。

次に案の定!ランナーなら一度は耳にした事のある言葉。
「何が楽しくて走るんですか?」という質問が・・・私はこの質問には、面倒なので、いつも
「走ったらわかるよ」と答えて、一刀両断する事にしてて、今回も、石川五右衛門の斬鉄剣で切ったつもりだったのだが・・・

次に、彼女が発した言葉が、衝撃的だったので頭に残ってる。

「私は、登山でも山頂からの景色が見たいなら、苦労して登って山頂からの景色を楽しむより、ヘリコプターで山頂に行きたいタイプ。」

続けて、

「苦労して登った方が達成感があって、景色の意味合いが違うとか言うでしょ?でも、私は、今まで生きてきて、あのとき苦労しておいて良かったなぁ~とか、苦労したかいがあったな~と思った事は一度もないんですよね・・・」

というお言葉を頂いた。
この言葉を聞いたときに、私は、鈍器で頭を殴られた衝撃が・・・

この言葉にごもっともだな・・・と思った。

しなくてよい苦労は確かにしなくても良いと思う。
しかも、箱入り娘が箱の中で生活してる分には、箱の中で十分に楽しめるのではないだろうか?と思った。
実際、私も、家から半径1kmの範囲で、生活して行けと言われたら、たぶん、生活する上で必要なものは全て揃うとは思う。
たぶん、その世界しか知らない人には、その中でも苦労があって、その苦労でもしない方が良いと思うのが人間としては自然な考えだと思う。

ただ、私は、走って数キロ走って行く先に、美味しいラーメン屋さんがある事を知っている、遠くまで走って行った銭湯が最高に気持ち良いことも知っている。
山を登るのに、頂上だけじゃなくて、途中からの景色、空気が心を最高に豊にしてくれる事も知っている。
超ウルトラマラソンを走って、負けそうな自分と対話しながら、それでも負けないで頑張りきった自分の達成感が半端じゃない事も知ってしまった。

もしかしたら、生きて行く上で必要のない苦労の先に喜びがある事を私は知ってしまった、私こそ本当は不幸なのかもしれない。
銀河鉄道999の星野鉄郎だって、永遠の命がある事を知って、機械の体が欲しくて宇宙を旅してた訳でしょ?機械の身体が永遠の命なんて知らなければ・・・・

でも、もう遅い、悪い薬のように、知ってしまったのだからもう、抜け出す事は出来ない。

ただ思うこともある。
苦労を積み上げてきた人間は、苦労にめっぽう強くなる。
本当の強さを要求される場面は、普段の日常にはない、非日常のそんな場面に出くわしたとき、本当に強い人間との差が出るのだと思う。

それと、強さを要求される場面から、強くなろうと思っても遅すぎる。
ついでに、いつまでも強さを身につけられる訳ではない。
そう考えると今しか出来ない事を私はやっているんだと思う。

苦労を重ねる事で人間は簡単に強くなれない事も知ってしまったから。

ただ、人生、楽して得する人生を歩んでる人もいる事は無視出来ない事実だけど。

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