第5回小江戸大江戸200k出場結果 おしなり(156km)から蓮馨寺(203km)フィニッシュ(詳細その6)

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おしなりエイド(156km)(06:17:20)
エイドに到着して、おしなりくんの家の中に入ったが暖かかったので、これは中に居たら外に出られなくなるな・・・と思って、無理を言って、外のベンチで休ませてもらう。
ライト類は不要なのでバックパックに仕舞う、エイドのスタッフが気を遣ってくれて、外まで果物を等を運んでくれて凄くありがたかった・・・
恐らく、ここまでコーラをもう4リットルくらい飲んで走ってきたと思うので、そのせいか?胃がやられて、固形物を受け付けなくなってきていたので、果物だけ食べて、すぐにスタート。
東京スカイツリーを過ぎて、浅草方面へ、信号待ちも多く、歩きが多くなる。
チェックポイントの浅草寺に到着、写真撮影。

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仲見世はまだ早朝なので人通りは少ない、この辺りでは既に胃がやられて胃が痛く感じたり、気持ち悪くなったり・・・絶対エネルギー切れを起こすと思って、持っていたカロリーメイトのようなバーを強引に押し込む。
それに追加するように、スネの痛み・・・スネが痛くてつま先が上がらない・・・どうしてここを酷使してきたのかわらないけど、おかげで、踏み込んで走ることが出来ない・・・歩きが増えてくる。

浅草から春日通りを通って、御徒町、湯島を通って、本郷3丁目の交差点(162km)
ここまでくると毎年思うこと、あと、フルマラソン1本分だ!と思いながらも、弱気に、全部歩いたら・・・なんて事も計算を始める。正直、歩いたら1時間に5kmしか進まない。全部歩いても完走出来そうだが、それだと恐らく気持ちが持たないという自問自答を頭で繰り返す。
スネの痛みが徐々に増す。歩きが多くなると、筋肉が冷えてきて他の部分の痛みも出てくるので、なるべく冷えすぎないように注意しているが、信号待ち等が多くどんどん筋肉が冷えて痛みが増してくるのがわかる。
東大赤門を過ぎて、駒込、王子方面へ、この辺りは、コース取りを失敗すると歩道橋を使う事になるが、完璧なコース取りで回避。王子駅付近で反対側の歩道を走ってる集団が居て、失敗した感満載で、歩道橋を上って降りてきた。
大江戸部門のランナーさんの集団でコースが不案内らしいので、この先のコース取りについても教えてあげた。
ぼそっと小江戸大江戸は、3回目だから・・・と言ったら、かなりびっくりされて、そんな物好きな人が居るんですね!!とちょっと引かれた。

王子を過ぎると、徐々にエネルギー切れ感が凄い・・・でも、どうも胃は食べ物受け付けてくれなそう・・・ジェルで何とか誤魔化す。
ただ、このまま何も食べないで最後まで行けないと思って、赤羽のなか卯に寄って、それだけは食べて進もうと思った。
宮堀の交差点で環七を左折(170km)JRの線路を越えて、赤羽方面へ右折して、この頃になるとスネがかなり痛くなってきていたので、ほぼ歩きで、赤羽駅前のなか卯へ。

今回も、親子丼で攻める、腹持ちと、流し込めるという理由から選択だけど、正直、並1杯食べるのもぎりぎりで、かなり胃が弱ってる事を実感した。

食べて外に出ると、筋肉が冷えたせいで、スネの痛みが増している。
これは走れそうもないな・・・と思って、寒さ対策で上着を羽織る。気温はそんなに寒くないと予想してたけど、どんどん寒くなってきてる気がする
徐々に雨のぱらつきも強くなってきて、もしかして?雨がこのまま強くなったら、持ってる撥水ウェアだけではキツイかな?と感じてた。

赤羽を過ぎて、浮間船渡駅前を通って、高島平方面へ、徐々に雨が強くなってきた。
ここから先はほぼ全部歩きに近い感じになると思うに、これ以上冷たい雨が強くなるのはきついと思っていた。
雨足が一段と強くなってきたので、荒川河川敷に入る前に、ワークマンで買った撥水ウェアと、帽子を被る。撥水ウェアだから、長時間の雨には耐えられないだろう・・・と思って、大江戸に入る前にレインウェアを外した事を本気で後悔した。

荒川河川敷に入る、前にも後ろにも同志は見えない、雨が段々と強くなって、気温も下がってきるんじゃないか?っていう感じまで、ウェアがギリギリ水をはじいてくれてるが、これが染みてきたら確実に低体温症になるかもしれないっていうくらい。
そうなったら確実にリタイアなので、無理矢理10歩くらい走って、歩くを繰り返したりして体温が下がらないように自分にムチを打ったりしながら進む。
変わらない河川敷の景色に心が病みそうだったので、雨のしのぎのフードを被り、視界を狭くして黙々と歩く。それでも遠くの橋を眺めてなかなか着かない事にやきもきして進む。
雨がますます強くなってきて、身体がどんどん冷えていく、撥水ウェアに水が乗ってると、染みて来るのが早くなるかも?と思って、途中で犬みたいにブルブルして水を落とす。

胃が食べ物を受け付けないので、赤羽のなか卯以降何も食べないできて、エネルギーが枯渇してきた状態、無理矢理、カロリーメイトを流し込む。胃が痛い感じはするし気分も悪くなる。。これは最後まで持たないかもしれないな・・・という感じ。
どんどん雨足が強くなってきて、河川敷で低体温症になるんじゃないかと思って、5歩だげ走って、しばらく走るを繰り返したりして進む。
武蔵野線の下をくぐって、秋ヶ瀬橋をくぐる、次の橋が羽根倉橋でその手前にエイドがあるはず、と思ったけど、全く先に橋なんて見えない・・・風も強くなってきて、寒くて仕方がない・・・この雨だと早いランナー達は持つけど、ゆっくりランナーは大量にリタイアしそうだな・・・という感じがした。
途中で後ろのランナーに抜かれる、後エイドまで2kmくらいあるので頑張りましょうと言っていたので、あと20分、ひたすら我慢しよう・・・と思って歩く。
歩きながら、そのエイド先、15km、全部歩いたら、3時間・・・身体がもたないかもしれない・・・とそんな心が弱ってる状態で、秋ヶ瀬エイド(189.2km)に到着

秋ヶ瀬エイド(189.2km)(12:55)
本来なら、魂が抜かれないように、エイドはトイレに寄ってすぐに出るようにするのだが、弱っていた心では、エイドに座ってしまう。。食べられないけど、うどんを出して頂いたので、何とか食べた後も頭の中は、ここでリタイアするか悩む・・・この先走れないで15kmを冷たい雨の中を歩いたら低体温症で倒れるのかもしれない?レインウェアじゃないから、撥水ウェアではもう持たないだろう・・・と悩む。
座っているうちに、地震?って感じでフラフラしてきて、こいつは本格的にまずいぞ!と思ったら、身体が勝手に、エイドを出て歩き出した。
身体がこのまま居ると魂が抜かれるとと判断して、勝手に動き出したみたい。
頭は、冷静考える、この先フィニッシュまで鉄道等のエスケープルートはない、もう出たら這ってでもフィニッシュしなければ終わらない、耐えられるのか?と。

身体が動き出してしまったので行くしかないと思って腹をくくる、恐らく食べ物はもう受けつないので、今までたっぷり蓄えた脂肪にかける。

そこから実はあまり記憶が曖昧、低体温症にならないように必死に早歩きして温めたり、距離が減らないのにイライラして、一万歩まで数えようとしたり、途中のラーメン屋に寄ってタクシー呼ぼうか?と思ったり。
いろいろな事を考えたのは覚えてるけど、なんで?そんな事を考えていたかさっぱりわからない、今になってみれば必死に現実逃避をしていたんだと思う。
信号待ちの立ち止まりがきついし、冷えて動けなくなってしまいそうで怖い。

必死に歩いて、川越線の線路を越える、ここを越えれば小仙波の交差点のケーズデンキが見えるはず!
やっとの思いで越えて、ケーズデンキが見える、あそこまで行けば後2km、走らないけど気持ちを奮い立たせる。
なかなか近づかないケーズデンキに心が負けそうになるけど、必死という言葉がふさわしい状態で進む。

やっと、小仙波の交差点、あと2km、信号が長くて身体が固まって動かなくなりそう、交差点をやっと越えると雨の中に私設エイドを出してる方が居てと、温かいお茶をマイカップにもらって、歩きながら飲む。
雨が強くなってきて、顔を上げて走るのも大変なので、下向きで路面を見つめて走る。
ここからの道、車では何回か通った事があるけど、さすがに交差点の名前までは覚えてない、ガーミンも電池切れしていたので、距離が長く感じる・・・全部ゆっくり歩いても完走できる時間だけど、ゆっくりしたら身体が動く事を拒否そうで、気持ちだけは切らせないように進む。
そして、ついに見覚えのある交差点が見えた、大江戸に出発したときに通った交差点、そこを右折してすぐに、フィニッシュ地点が見えるはず!やっとここまで来た・・・という気分に。
最後の交差点の赤信号が異常に長く感じる。青に変わって進む・・・そして、蓮馨寺の入り口を入り、フィニッシュゲートが見えた!そして、両手を上げてフィニッシュ!

タイム、 31時間46分21秒 

でした、前半の小江戸の順調さからいえば、大江戸はやはり地獄を見たという感じでした。装備選択ミスもあったし、自分でも良く完走出来たな・・・
という気持ちです。
とりあえず、走力以前の意地と根性だけで帰ってきた感じのレースでした。

長いけど、小江戸大江戸の話しはあと、1回だけ書きます、これが一番書きたかった事かもしれないから・・・

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