少年野球の試合を見ていて思ったこと。

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とある休日の出来事、自宅近くの小学校の校庭で朝早くから少年野球が試合をしている。
私も少年野球をやっていた野球少年だったので、その頃の事を良く覚えてていて、少しの間、懐かしく試合を見ていたときの事。

とある選手が、ちょっとしたミスをした。
そのミスを監督だかコーチだかわからないけど、激怒するように強く叱った。

この様子を見たとき、日本のスポーツの根底はこれなんだろうな?と強く感じた。
厳しく教える事によって、スキルは身につく、それはスポーツの技術だけでもなくて精神も鍛える。それが少年が大人になったとき、決して野球を止めたとしてもきっと役に立つ。だから、厳しく指導するのだと。

実は、私が少年野球をやってるときは、こういう指導は受けなかった。
ミスをしても怒られなかったし、ミスは起こるからそれをいかに減らすかを教えてもらったきた気がする。
そんな環境で野球をやれたので、私は野球が好きで、夜も家で自主練習をしてもっと上手なりたいと思った。
でも、中学校に入り、ミスをすると激怒どころか、今の時代なら問題になるような事もあるような環境で野球を続けた、そして、私は野球を嫌いになり、引退するときの野球部の監督に高校で続けるんだろう?と聞かれたとき、止めますと言って、その後ラグビーをやる事になるのだが、そのトラウマなのか、今はプロ野球さえ見ようとは思わないし、社会人になって草野球に誘われても全く行こうという気持ちにはならなくなってしまった。

少し強引なこじつけかもしれないけど、結局、マラソンを囲む環境も似たようなものなのかもしれないって思う。
子供の頃のマラソンといえば、しつけの一部であるかのようにある意味罰ゲームだった。プレイでミスをすれば走らされて、ただ走るという事はそんな位置づけだった。
だから、持久走大会は苦痛でしかなかったし、マラソンを自分から走るなんて考えるもしなかったし、先生達も誰一人としてマラソンの楽しみを語ってくれた人なんて居なかった。

ただ、大人になってそこそこ真面目にマラソンに取り組むようになって思うのは、何にしても全ては楽しむことから始まると。楽しんで喜びを感じる事を知れば、自然とより高い場所を目指して自分から努力をするのではないかと。

私が見かけだ少年野球の指導者も、もしかしたら勝つ喜びを感じて欲しくて、厳しく指導をしてるのかもしれない。ただ、やっぱり努力する事を楽しいと感じなければ、人の成長はないし、子供が大人からミスして激怒されればプレーも萎縮するし、そもそも自分で考えて楽しさを感じてプレーする芽を失う事になる気がする。

たぶん、理屈じゃない子供達の心なら楽しさをまず教えれば、夢中になって努力する。その火種にちょっと火をつけてあげる指導者が、子供のスポーツには必要なのではないかと・・・

そういう指導者が増えたら、日本のスポーツはもっと発展すると思うし、自分で考えて努力して喜びを感じられる子供が成長したら、自分で考えて行動できる大人が増える気もするんですよね。

そんな事をふと感じた休日の出来事でした・・・

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コメント

  1. 平トレ より:

    こんにちは、ほっとココアさん。始めてコメントさせて頂きます。
    私も野球部+少年野球コーチの経験があるのですが、野球が嫌いです。
    少年スポーツには可能性を広げる様な指導をしてほしいと思います。
    ところが野球はその特性なのでしょう。型にはめる、ダメ出しが指導の中心になります。魅力を感じなくなってしまいました。

    ほっとココアさんの記事、面白いそうな記事が有りますのでまた読ませてもらいます。よろしくお願いします。

    私の過去記事:野球に文句を言ってます。
    ⇒ http://blog.goo.ne.jp/yktkyya/e/b3c034c08f0b54fbfa7880f4a422dc4f

    • Hotcocoa より:

      平トレさん、コメントありがとうございます。
      ブログ拝見させて頂きました、まさに同じ野球嫌いですね。
      野球というスポーツは否定しないけど、それを取り囲む文化には悪しきしきたりが残ってますよね・・・
      それを伝統と勘違いしてるから、少年の野球離れが進んでるのかな?と思ったりもします。

  2. 平トレ より:

    リンクがうまくつながらない様なので、こちらの”平トレ”からお願いします。

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