富士山まで行って情けない話、詳細(後編)

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富士山まで行って情けない話、詳細(前編)こちら

どの大会でもそうだが、スタートの混雑は自分のペースでは走れない、ただ、富士登山競走の山頂コースは、五合目までを2時間30分で走れる人しかいないので、無理に抜いたりはせず走ることにする。
スタートしてから800mくらいは平地、左折して登りに入る。肉離れを起こしてからちょうど1ヶ月くらい、足首をひねってから2週間、再発や痛みが発生する事が怖かったので、徹底的にスピードは無視して、かかとを上げて走らないように注意してふくらはぎの負荷を少しでも軽減するように走ることを決めていた。
左折してから、2kmくらい沿道の声援もあって、全行程で一番坂の勾配がゆるやかだと思われるところ、ここの部分は淡々と登る。
1.5kmくらいで、相手の方は知らないと思うが、良く同じ大会で見かける人で、フルの持ちタイムが私より数分速い方が抜いて行ったので、ついて行こうか迷ったが、足の状態が怖かったので、序盤と言い聞かせて押さえて走る。

2kmくらいで左折して、数百メートル走って、浅間神社方面へ右折。昨年はここで既に結構、息が上がっていた印象があったが、今年は押さえて走ってるので余裕がある。給水で時間を取られるのがイヤだったので、自分のボトルポーチで給水をして給水をパスする。

ここから徐々にのぼりがきつくなってくる、この辺りまだまだ序盤と思って淡々と登る、それでも暑さのせいか、大汗状態で、路面はランナー達の汗で、雨が降ったみたいにポツポツと跡が残っている。
7.2km地点の中の茶屋の給水では給水を行う、この先で坂の勾配が強くなるな・・・と思っていたので・・・そして8.5kmくらいを過ぎたあたりで、ふくらはぎに違和感が、たまにふくらはぎに負荷をかけて走ると肉離れしたところがジンジン痛み出すので、再発の危険を感じたので、9km過ぎまで走って進んだが、ここでふくらはぎを暴発させる訳にはいかないので、負荷を下げるために少し歩きを入れながら進む、この時点では、これでも昨年の馬返しのラップタイムより速いと思ったのだが・・・少し様子を見て歩き過ぎて、
馬返しの通過タイムが、1時間13分もかかってしまった。。

でも歩きを入れたおかけで、ふくはぎのジンジンした痛みは消えていて、実はあまり不安がなくて、昨年とは違って、余力があったので、この先のトレイル区間をガシガシ登れると信じていた・・・

馬返しで給水を軽くして、すぐにトレイル区間に入る、流れが出来ているので、まずはその流れに併せて進む・・・昨年は、トレイル区間に入ったときにはバテバテだったので今年はかなり余力があるな・・・と思って進む。
それと、昨年とは大きく違うと感じたのが、もの凄く辛くてきついイメージしか昨年はなかったが、今年はトレイルに何回参加してるせいか、そんなに辛くは感じない、そんな感じなので、流れよりもピッタリとついて行くように進んで行く、
そして、二合目を過ぎた辺りで給水所があり、給水とボトル内にスポーツドリンクを足して給水を行う。

3合目辺りになってくると、少し足のつりそうな感覚が出たか、走りながら伸ばせば何とか進めるので、進みながら塩サプリを投入して進む、1回だけ強くつったので立ち止まって進む。

4合目付近になってくると、気温も下がってきた感じがして、体が動く感じがする。この辺りになって気づいてきたが、トレイル区間で前の人を抜くのが凄く難しい・・・狭いところを一瞬で歴然としたスピードの差で抜かないとぶつかってしまうので、余力があっても一気に力を入れる事への足の不安と体力の消耗が怖くて、

「みんな制限時間は意識して進んでるはず、ついていけば大丈夫」と思って進む。。。この判断が間違っていたのだが・・・

制限時間を意識しはじめたのは、2時間を経過したときくらいからで、後どれくらいなんだろう?と少し不安な気持ちになるってでも、流れに任せて進んでします。
2時間10分を過ぎたとき、本当にこの流れで大丈夫なのか??と思って、少し強引に前の人を抜きに行って進むが、途中思わぬ、スネの部分がつってスピードダウンして、治す。
2時間15分を過ぎたとき、本気で時間がやばい!と思って、スピードを上げようとするが、同じような危機感を持ってる人が多いのか渋滞状態で、前にスピード上げて進む事ができない、最低ライン八合目へ行けないじゃないか!と焦っても、もう遅く、後は、渋滞の流れで、時計の秒まで確認しながら進み、五合目の舗装道路から上がるあたりで、関門からの制限時間のカウントダウンの声が聞こえる・・・
距離にして、ビルの階段2階分くらいの距離でタイムアップ・・・その後は、トボトボと歩いて、五合目の計測マットを歩いて通過して
タイムは、2時間21分37秒で、1分37秒のタイムオーバーで終了でした。

そんな事で、朝7時スタートした富士登山競走、9時半前に終了とは・・・全体の出場選手の中でトップクラスの戦線離脱となりました。


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富士山まで行って情けない話、シリーズのレースまで様子はこれで終わりにして、最後に、同じ失敗を繰り返さない為に編を後日追加します。これが一番、私が伝えたい事かも?(笑)

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